2013年8月アーカイブ

 「自民圧勝」と民意の大きなズレ                                    

 予想されたとおり!自民党の「圧勝」にという結果に終わった参議院選挙であった。         昨年末の総選挙結果に「アベノミクス」の幻想が加わったのであるから当然である。         各党の議席数も全く予想されたとおりであった。                        
                                                             護憲勢力の片隅に位置する護憲ネットワーク北海道の事務局としては、「憲法96条改定反対・9条改悪反対、TPP参加反対、脱原発・原発再稼働反対、・消費税増税反対」の国民の声が反映されるか否かであった。しかし、結果は、国民の声と正反対の議席が出現した。このねじれをどう分析し、取り上げて護憲勢力の再建を果たすのかが課題である。             

  ── 自民党「圧勝」とアンケート(選挙直後の共同通信社・世論調査)  ────   
     ・安部内閣支持率・・・6月調査時点より11,4%低下し56,3%。                    
                                                                 ・憲法改正発議に必要な3分の2に達しなかったことの評価                              
           <良かった・・・30,6%> <良くなかった・・・16,1%>                                                                                        ・原発再稼働について・・<賛成32,5%>、<反対58,3%>                      
                                                                 ・消費税率引き上げについて・・・<予定通り4月から22,6%>                      
                         <先送りすべき35、0%>                                
                         <5%を維持すべき40,5%>                          
                                                                 ・TPP参加について・・・北海道や長野県では、産業界全体が反対しているの                        で反対が多いが、その他の都府県では肯定的な回答が多い。政府とマスコミの                   誘導が功を奏しているというより、交渉の仕組みについて詳細を隠しているのである。          交渉に際して「交渉の秘密を厳守します。」との協定に署名していることを大部分の    国民は知らないから、「交渉ぐらいは良いだろう」と肯定的に捉えている。            しかし、一旦交渉のテーブルに着いたら後戻りできないということを知らないのであ     る。・・・甘い評価!、甘い!・・・騙されてはいけませんぞ。!                            全国的にその秘密主義に対する反発と解決できない懸念が拡がっている。        
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  この様に選挙前も選挙後も国民の声は安倍政権の政策とは正反対である。このネジレ!       
 自民党の「圧勝」と得票減・投票率                                     

 自民党の圧勝が鮮明な特徴と云われている今回の選挙ではあったが、前述の世論調査に見られるように国民・大衆の自民党への支持やアベノミクスに対する期待が沸騰したのではない。得票率で見る限り、自民党の支持は傾向的に減っている。                                                                                           自民党の議席数は、改選議席121(選挙区73,比例代表48)中65議席を獲得し約54%である。比例区当選者は、18議席(37,5%)で得票率は34,6%であり、絶対得票率で云えば18,2%)に過ぎず、5人に1人にも満たないのである。                               選挙区においては、1人区の31議席中、沖縄(糸数慶子・革新共同無所属)と岩手(平野達男・民主党離党で無所属)の2議席を除いた29選挙区という当選史上最高数での勝利であった。この勝利の陰には、約500万票と云われている公明党の選挙協力が存在する。                                                                              この得票を基礎に某新聞の試算した次期衆議院選挙の自民党の獲得議席は75%を超える。                                                                今回の参議院選挙についても1票の格差は大きいとした「選挙無効」の訴えが起こされているし、衆議院では「小選挙区制」であり、衆参両院の選挙そのものが民主主義とのネジレが国民の前に大きく立ちはだかっている。                                                                                                          さらに国民とのねじれが顕著に出ていると同時に国民の政治に対する絶望につながりかねない不信と消極性を示しているのが今回の投票率の低迷である。前回投票率を5,31%下回る史上ワーストスリーの52,6%という投票率である。秋田県など10県では、戦後最低を記録しているのである。                                                             その中にあって糸数勝利を勝ち取った沖縄県のみが、他の46都道府県が前回を下回った中で、唯一前回を上回る投票率を記録したのである。辺野古新基地建設の強要やオスプレイ配備・低空飛行訓練の強行に対する大衆闘争をねばり強く継続していることが投票所に足を運ばせ、<糸数慶子氏>勝利を選択したのである。沖縄のたたかう人々に敬意を表するとともに謙虚に学ぶことが肝要である。                     

 蛇足であるが、某アンケートによると投票に行かなかったのは、                       ・安倍政権を支持する人・・・・(19%)  ・安倍政権を支持しない人・・・(26%)                                                                      ・・・・・・・・安倍政権の虚構とその脆弱生を突く!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安倍首相の危険なナショナリズム・歴史認識・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・麻生副総理(財務大臣)も同様であり、先のナチスの手口発言・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・他にも内閣全体として居丈高な姿勢が目立つ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オバマ大統領もその国際感覚のなさに呆れている・・・・・・・・・・・・・・・・                                                             危険なナショナリズムの故に中国・韓国に止まらず、海外の信頼は失墜し、外交は、破綻している。                                                              「アベノミクス」の破綻は目に見えている。アメリカが「ドル紙幣」をどんどん刷り、金融緩和してきたが、止める時期を判断できないでいるように「円紙幣」を刷って国債を発行し続けるとどうなるのか?「国債」の格付けが下がり、価格が暴落し買い手がなくなる。株価の暴騰も海外の投資家を儲けさせたが、後からわれも我もと押し寄せた個人投資家は、涙も出ない。!                                                                              労働者の賃金は上がっていない。そして、非正規労働者は、1,800万人を超えた。          「円安」で大企業は、輸出が伸びて内部留保がまた増えている。                     「円安」で非正規労働者・年金生活者・生活保護者は、困窮している。                                                                             今でも困窮しているのに「消費税8%」が実施されたら、人間らしい生活はできない。         福島の人々は、「放射線管理区域」と同等の危険な故郷を強制されている。              消費税は8%になるけれど、社会保障は、切り下げられる。                        年金支給年齢の繰り下げ・・・65歳→67歳→70歳→???→お元気ですね!??        
 99%という大衆の生活に、生活の矛盾に依拠して護憲の取り組みを進めよう!・・・