2015年5月アーカイブ

 「自衛官は人を殺すことを想定していなかった。だから仕事としてやれたが、今後は戦争で命を落とすかもしれない。」<自衛隊を辞職した動機・20代男性の言葉> 

 「安倍政権になってから、訓練の内容が大幅に変わりました。人を標的とする訓練が始まりました。これまでは、相手を捕獲することが基本でしたが、もう今までと違いますね。」 2014年 7月14日・沖縄タイムス記事より抜粋                                           
 
 突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。 集団的自衛権に反対なので、その話をします。

  私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。 日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。

 今、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。 でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。 自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。 そこは、安心してください。

 今、私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。 日本を守る話ではないんです。 売られた喧嘩に正当防衛で対抗するというものではないんです。 売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。 それが集団的自衛権なんです。

 なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。 縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい、 安倍さんはこのように自衛官に言うわけです。 君たち自衛官も殺されて来いというのです。 冗談ではありません。 自分は戦争に行かないくせに、安倍さんになんでそんなこと言われなあかんのですか。 なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。 自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。 見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。


 みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。 他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。 当然ですよ。 だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。 イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。

みなさん、軍隊はテロを防げないんです。 世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。 自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。 みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。 自衛隊はテロから市民を守れないんです。 テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんではたまりませんよ。 だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。


 安部総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしいといいました。 みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。 日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。 そのことは、アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。 アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助すると書いてますよ。

 ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。 米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。 自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。 そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。 どうしたと思いますか。 軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。 そういうものなんですよ、戦争というのは。


 安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません。 絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来いというんです。 自衛隊はたまりませんよ、こんなの。

 みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を毎日やっています。 一発撃ったら人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。 だから、自衛隊は慎重に慎重を期して使って欲しいんです。   

 私は自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。 使い方を間違ったら、取り返しがつきません。 ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。 でもね、戦場は国会とは違うんです。 命のやり取りをする場所なんです。 そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。

 みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、 この国の主人公は内閣と違いますよ。 国民ですよ。 みなさんですよ。 憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。 安倍さんは第一回目の時、病気で辞めましたよね。 体調不良や病気という個人のアクシデントでつぶれるのが内閣ですよ。 そんなところで勝手に決めたら日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。


 これからが正念場です。 だから一緒に考えてください。 一緒に反対してください。  まだまだ勝負はこれからです。 戦後70年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。 しっかりと考えてくださいね。 ありがとうございました。         

 みなさん、この様な元自衛官の言葉をどう受け止めますか。現職の自衛官は、もっともっと不安ではないでしょうか?もちろん、家族の不安は図り知れません。

 私たち、護憲ネットワーク北海道は、憲法を護り、活かすことを目的に結成しております。憲法9条を真に護れば、世界第?位とも言われる軍事力を持つ自衛隊は憲法違反であることは明白です。専守防衛どころでない「集団的自衛権行使」は、いつでも、どこへでも行って「米軍などとともに戦争をする」ことです。                                         

 先般、横浜みなとみらい臨港公園で開催された<平和といのちと人権を!5・3憲法集会>には、3万人と超える人々が結集し「戦争をする国づくり」反対の声を挙げました。これまで東京・日比谷公会堂が主な会場だったが、それでは入れきれないので今年は横浜になったのです。昼過ぎにはのぼりやプラカードを掲げた人々が続々と集まってきました。                      

 大江健三郎さんがスピーチを行った。国民に背を向けた安倍政権を厳しく批判しました。「老人になった自分がこのような公の場に立つのはこれが最後かも知れない。国民をないがしろにしアメリカ政府と結託して戦争法案をつくろうとする安倍への激しい怒りが、この様な大きな結集となった。」と、語りました。「優しい大江さんが今日は安倍と呼び捨てにされた。それだけ怒りが収まらなかったのだと思います。」と、司会者が説明すると、会場から大きな拍手がわき起こった。                     

 マスコミは、安倍の提灯を持っているのでまったく報道しませんが、国会周辺に限らず、全国各地で反対行動が取り組まれております。                    

 <戦争をさせない北海道講演会>

 日時:5月23日10:00~12:00

 演題:<戦争関連法案の問題点は何か>

 講師:<柳沢協二さん・元内閣官房副長官>

 会場:ニューオオタニイン札幌2F「鶴の間」

 主催:戦争をさせない北海道委員会

 終了後デモが予定されています。

みなさん、参加して、反対の声を挙げましょう。!