2017年7月アーカイブ

沖縄連帯行動報告

<沖縄連帯行動と護憲ネットワーク北海道>


 護憲ネットワーク北海道は、本年結成10周年を迎えました。

当初から、護憲と同様に脱原発・核廃棄物問題・沖縄問題など

重点的に取り組んできました。

 沖縄問題としては、2006年8月・2007年8月地下街での

沖縄パネル展の開催や2012年2月沖縄反戦地主の会関東

ブロック・吉田さん、同年7月参議院議員・糸数さん、2014年

1月沖縄県北中城村議・山田さん、2014年6月ヘリ基地反対

協の安次富浩さんなどを講師に招いて講演会を開催してきました。

 このような経過から、昨年11月の総会において沖縄の現状を

いて具体的連帯行動を起こすべきだとの発言がありました。

この問題提起を契機に事務局会議において討議をし具体化し

たのが今回の沖縄連帯行動です。

 2月には先遣隊として2名を派遣し、4月には一次隊として4名

5月には二次隊として6名を派遣しました。小生は5月12日よ

り17日までの二次隊に加わりました。主な行動は以下の通り

です。

<5月12日(金)> 

 千歳空港に集合し、沖縄に向けて出発しました。

<13日(土)>

 豪雨の中で近くの公園より嘉手納基地を見学するも天候のせ

で飛行場を眺めるだけに終始しました。防衛省職員とおぼし

き者が自衛隊家族会らしい団体に説明をしていました。当然、

県民の総意を歯牙にもかけない詭弁が連続し、聞いてられずに

豪雨もあり早々に車に戻りました。

 午後から、浦添市役所前広場において開催された「浦添軍港

反対!キャンプ・キンザー包囲デモ」に参加しました。夜には反

戦反天皇制労働者ネットワーク主催で沖縄船員会館において開

催された「日本民衆の交流の夕べ」に参加し、護憲ネットワーク

北海道の取り組みを報告しました。

<14日(日)>

 早朝にホテルを出発し大浦湾瀨嵩浜に向かいました。

バスなどで全沖縄から結集した人々で浜は埋まり10時より「沖縄

平和行進・県民集会」が開催されました。実行委員会の大城さん

や参議院議員・糸数さんなどより次々と安倍政権や防衛省などの

不当な「沖縄支配」とも言うべき辺野古新基地建設強行・県内各

地への自衛隊基地建設等々を糾弾する挨拶がありました。

 平和行進は豪雨の中でも県内3コースで行われましたが、13日

にはあまりの豪雨のために途中で中止したとの報告もありました。

平和行進の集大成としての県民集会であり、2,400人もの人々を

結集して盛り上がりました。

 北海道より、我々以外には平和運動フォーラムの代表団や十勝

フォーラム・北教組旭川支部なども参加していました。また、沖縄

現地に長期滞在し記録を撮り続けている森の映画社の藤本監督

や影山監督ともお会いし、挨拶を交わすこともできました。

 午後から、高江ヘリパット反対テントを訪問し座り込みはしてい

ないため、現状について説明を受けました。ヘリパットは完成した

ことになっているが、返還式に合わせて「急造」したために豪雨に

よりヘリパットに周囲から雨水が流れ込み泥の海になっていると

の報告がありました。

 沖縄タイムスの記事によると、政府が昨年「負担軽減」をアピー

ルするために「年内完成」を急いだために歩行ルートが未完成だ

ったり、豪雨でのり面が崩落しており、「まだ作業が必要」と米軍

はコメントしているとのことです。

 夜は、浦添社会福祉センターを会場に[「5・15復帰」を問う沖

縄行動]の主催で「日本復帰」45年を問う5・14脱植民地化沖縄

集会に参加しました。講演の中で米軍占領の下で米軍人による

少女強姦事件などの「沖縄の風景」が当たり前になり、何も感じ

ないどころか反対運動に対してあきらめることが身についてしま

った沖縄の若者が一部に出現していることが報告され驚愕しま

した。

   
<15日(月)>

 早朝にホテルを出発し、辺野古において座り込み行動をしまし

た。「ゴボウになった日」の通りです。座り込みの責任者として司

会をしていたのは、沖縄県教職員退職者協議会・国頭支部の人

でした。沖縄県教組国頭支部と連携しながら座り込みを支えてい

るようですが、現場の厳しい勤務状況から退教協が中心とならざ

るをえないとのことでした。両国頭支部として月・水・木・土の4日

間、責任を持って座り込んでいるとの説明がありました。

 しかし、シュプレッシュコールで「北朝鮮のミサイル開発を糾弾

!」などが問題とされ、参加者から批判されていました。マスコミ

の報道を鵜呑みにしており、「朝鮮戦争」が終了しておらずあくま

でも「休戦」状況に対する認識が甘いことです。また、この間の米

韓、日米韓軍事演習が年々拡大されており、米軍による「朝鮮殲

滅作戦」などについて一顧だにされていないことが問題とされてい

たのです。なにより、米国が「ならず者国家」と決めつけ「大量破

壊兵器所持」などに藉口したフセイン大統領虐殺を深刻に受け止

めた朝鮮民主主義人民共和国は米国と対峙するには「核開発」

「ミサイル開発」しか選択肢がないことからやむなくその道を奔っ

ているのです。これを理解せず、安倍政権の「北朝鮮」中傷に同

調していることに無自覚であることを指摘されたのです。

 沖縄のおばあの中には、少ない年金の中で<座り込み>を持

続させるための交通費などを確保する必要から、新聞を止めたり、

都市ガスを止めて携帯コンロに換えるなど生活の全てをかけてた

たかっていることを知り頭が下がりました。

 夜は、牧志公園で[「5・15復帰」を問う沖縄行動]の主催で、「5

・15復帰45年を問う国際通り道ジュネー]集会・デモに参加し、

護憲ネットワーク北海道の連帯行動などについて報告しました。

小雨の降る中でデモが行われました。

 

   <16日(火)>

 早朝にホテルを出発し、辺野古において座り込み行動をしまし

た。その日は、工事車両は姿を見せず平穏な座り込みに終始し

ました。前日と同じように地元の人々や全国各地からの参加者

のトーク、歌声、ダンスと賑やかで且つ楽しいものでした。

 

<17日(水)>

 午前、那覇市内をぶらぶらし、午後帰路に着く。 

 

 <偽りの沖縄県の基地負担軽減は許されない!>

 安倍晋三首相は、6月23日の沖縄全戦没者追悼式で「政府とし

て基地負担軽減のため、一つ一つ確実に結果を出していく決意

だ」「これからも『できることは全て行う』」と述べました。これまで

も沖縄の{負担軽減}として日米合同訓練などが千歳空港や矢臼

別演習所など全国に移転されてきました。

 沖縄県は本当に負担軽減されているのでしょうか?違います。

真逆です。報告したように辺野古新基地建設現場では建設に反

対する市民を機動隊の暴力で閉じ込め、資機材搬入しているの

です。 沖縄県の基地負担は激増しているのです。その最たるも

のがオスプレイ配備や辺野古新基地建設であることは論を待ち

ません。

 パラシュート降下訓練が米国本土から沖縄・嘉手納基地に移転

されております。夜間降下訓練も強行されています。降下訓練で

はこれまでも度々降下ミス事故が発生しており、嘉手納基地周辺

には住宅地が広がっているので周辺住民を巻き込む重大事故に

なりかねません。

 嘉手納町議会は今年4月と5月に「嘉手納基地でのパラシュート

降下訓練の全面禁止を求める抗議決議」を全会一致で可決し、

米軍や防衛局に申し入れていますが無視されています。

 また、嘉手納基地には、米海兵隊の垂直離着陸型最新鋭ステ

ルス戦闘機F35が飛来しております。 F35はオスプレイ同様に

開発段階から事故が相次ぎ、安全性には疑問があります。米国

内では5月以降飛行中に低酸素症に似た症状をパイロットが訴

える事例が5件あり、6月にはコンピューター・システムの不具合

で飛行を一時停止している欠陥機種です。米軍は嘉手納基地に

F35専用駐機場を整備する計画です。

 移転したはずの旧海軍駐機場が使用されるなど、住民の生活

や安全などかまわずに米軍のやりたい放題=自由使用が続い

ております。

 このように沖縄では、負担軽減どころか負担檄増しております。

さらにこの夏にも千歳基地や矢臼別演習場において「オスプレ

イの訓練」が実施されようとしています。このように沖縄の負担

軽減に藉口して全国的な「沖縄化」が企てられているのです。

沖縄と連帯することは、足下の札幌・北海道における軍事演習

に反対することです。

 <おわりに>    
 共謀罪の先取りとしての山城氏の不当逮捕と長期拘留や反

対市民の不当逮捕があります。沖縄現地でのたたかいに加わ

ることが重要ですが、財政的な限界もあります。札幌の地で周

辺の人々に沖縄現地の情勢を可能な限り周知させ、連帯行動

として辺野古新基地建設反対を呼びかけることが重要だと考え

ます。

 護憲ネットワーク北海道としてもこれまでも<憲法9条を世界

に広げよう、憲法9条を市民の手に取り戻そう9の日行動>な

どで現状を報告しながら市民に問題点を指摘してきましたが、

さらなる連帯行動を重ねる所存です。

 <改憲阻止>を中心として違憲3兄弟である「特定秘密保護

法・戦争法・共謀罪」の廃案に向けて共に奮闘しましょう。!!!